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理事長挨拶
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みんなでつくる医療安全、みんなでつくる日本医療安全学会 

一般社団法人 日本医療安全学会
理事長 大磯義一郎

 

 2023年からの2年間、引き続き理事長を拝命させていただくこととなりました。

 2021年からの2年間では、理事の先生方のご協力をいただき、①学会組織再編、②事務局体制の整備、③各種規定の整理、④学会誌の定期発刊、⑤医療安全用語集の作成、⑥内外の関連団体等との連携・協力、⑦ニュースレター等外部への積極的発信、⑧学会認定資格「初期心理支援者」の創設を実施してきました。

理事の皆様ならびに代議員、会員の先生方皆様のお力もあり、2年間で会員数を2割増加することができました。

特に、素晴らしい学会誌を作成していただいた佐和先生をはじめとした機関紙編集委員会の先生方、学術総会を担っていただいた辰元先生、井手口先生、そして、森田先生、和田先生、荒神先生には厚く感謝申し上げます。また、医療の質・安全学会と合同チームを結成し、「医療安全用語集」の作成に当たっていただいた松村先生をはじめとした用語編纂委員会の先生方にも心よりお礼申し上げます。

まだ若輩の私が、この2年間、本会の運営を円滑に進めることができたのは、多くの理事の先生方の支えあってのことです。

ただ、未曽有のコロナ禍の中で、予定通りできたことと、できなかったことがあり、その点は今期理事会への課題と考えています。

具体的には、①学会認定資格の再編、②研修事業の整備、再編、③さらに積極的な外部発信をこの2年間の目標と考えています。

①、②につきましては、かなりの大仕事になることが予想されるため、新たに副理事長を設置し、就任していただいた辰巳先生を中心に推進していきたいと考えております。

 また、③につきましては、シリーズ動画「これからの医療安全」が2023年4月よりm3にて公開されることとなりました。理事の先生方のご協力により、素晴らしい動画ができています。 

この2年間は本学会にとって重要な時期と考えておりますので、上記動画だけでなく、企画型シンポジウム含め積極的な外部への発信をしていきたいと考えております。

 最後に学会全体の方針についてですが、私自身のテーマとして、無過失補償制度の創設、医療と司法の相互理解の促進やjust culture、医療安全文化、クライシスマネジメント、ガバナンス等々たくさんありますが、最も重要なのは、本学会が理事、代議員、すべての会員の先生方が自由かつ積極的に発信できる会にしていくことと考えていますし、そのような組織にすることこそが私のミッションであると考えています。

 医療安全が単なるお題目や締め付けの道具ではなく、現場で働く医療従事者にとって真に役立つようにしていくためには、皆様の叡智を結集させることが必要不可欠です。日本医療安全学会が、わが国の医療安全の礎となるよう皆様のお力添えをいただけたらと考えております。