お問い合わせ 関連リンク

   ログイン
M&M カンファレンス
ホーム > 用語集 > M&M カンファレンス

M&M カンファレンス

M&M (mortality and morbidity) conferences

定義
手術後の Morbidity(合併症)や Mortality(死亡)症例について,医療の質や安全の向上を目的として
検討するカンファレンス
解説
1900 年代初めに外科医である Codman EA によって始められた 1).事例から学びとり,同様の事例に
はどう活かすのか等検討する.当初は,治療の適切性等を検証する趣旨であったが,その後,医療の質
や安全の向上を目的とする趣旨に発展した.批判ではなく,建設的な議論を行う.M&M カンファレン
スには,プロフェッショナリズムの強化や,教育的な役割,当事者の心理的葛藤を緩和する意義もある
2,3)
参考文献
1) Orlander JD. The morbidity and mortality conference: the delicate nature of learning from
error. Academic Medicine (2002) 77:1001-1006. https://doi.org/10.1097/00001888-200210000-
00011
[アクセス日 2023.05.07]
2) 十川博. 日米で異なる外科レジデント教育・医療事情 M&M カンファレンス.臨床外科 (2004)
59:1180-1181. https://doi.org/10.11477/mf.1407100739[アクセス日 2023.05.07]
3) 清水 郁夫,田中 景子,降旗 兼行,金児 泰明,和田 秀一.臨床研修医の主体的ニードから立ち上
げられた morbidity and mortality カンファレンス.医学教育 (2013) 44:258-260.
https://doi.org/10.11307/mededjapan.44.258[アクセス日 2023.05.07]

本用語に対するご意見がございましたら、こちらからお寄せください。