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故障モード影響解析
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こしょうもーどえいきょうかいせき

Failure mode and effects analysis (FMEA)

定義
システムに発生する可能性のある故障を見つけて特定し,故障の発生を防ぐための戦略を実装しようと
するための手法(WHO, 2011)
解説
ハードウエア,ソフトウエア,時に人間を含む構成要素に故障が生じた場合を予測し,どのような故
障が生じるか,システム全体への影響はどうかを設計段階で評価し,品質を向上させる手法.構成要素
またはプロセスの性能,並びに周囲の環境及び関係者に対する故障モードの影響を評価する体系的な手
法である.医療機関によって実施されているより大きな品質改善の取り組みの一部であり,ボトムアッ
プ型の未然防止方法の一手法である.解析に致命度を加えた,故障モード影響及び致命度解析(FMECA:
Failure Modes Effects and Criticality Analysis)もある 1).1940 年代にアメリカ軍隊が導入後,国際電
気標準会議(IEC: International Electrotechnical Commission)の国際規格である IEC 60812 となり,日
本では 2011 年に JIS 規格 2)となった.
参考文献
1) 小松原明哲.安全人間工学の理論と技術 ヒューマンエラーの防止と現場力の向上.東京; 丸善出
版. (2016)
2) JIS C 5750. https://www.kikakurui.com/c5/C5750-4-3-2011-01.html[アクセス日 2023.05.07]

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